◆RX-7に搭載される「ロータリーエンジン」の紹介(理屈的な話です)
ロータリーエンジンとは?
ロータリーエンジンは、エンジン内部におむすび型の機構があり、ガソリンの爆発で自力で回転します。
レシプロエンジンはピストン運動なので、行って戻るときに一瞬止まるところで不効率が生じます。
また、マツダが世界で唯一量産及び市販化に成功したエンジンです(発明したのはドイツのバンケル博士)。
ホンダやトヨタ日産もエンジンの開発を一度はしたんですが、コストの面や量産の面から開発を断念したようです。
ロータリーエンジンの利点とは?
極めてシンプルな構造のため、理論上は各部分の抵抗が少なく、レシプロエンジンに比べて以下の優位性があります。
(1)軽量・コンパクト
※車両全体で見ると、最重量パーツのエンジンが軽いため、理想的な重量配分にできます
(2)低振動・低騒音
ロータリーエンジンの欠点とは?
・低速時の燃費が悪い(高速時はある程度よい)
・排気ガスが比較的汚れている
・低回転トルクが無い
◆世間が言うほど「燃費」は悪くない! 詳細は
ココ
私のRX-7(ドノーマル)の平均燃費は約 6.1km/l
です。(記:05年1月)
エアコンをつける夏場になると、約 5km/l
です。うーん、タイトルが怪しくなってきた。。。
これまでの最高燃費は8.04km/l(高速巡航),最低燃費は4.00km/l(冬場の暖気+チョコ乗り)です。
◆世間が言う通り「エンジンオイル/点火プラグ」の劣化は早く、メンテ必須!
・ロータリーエンジンは、構造上、オイルを少しずつ消費しますので、走行距離に応じた定期交換が必須です。
・ロータリーエンジンは、レシプロエンジンに比べて、エンジン回転数あたりの点火(爆発)回数が多いため、
小排気量で大きな出力が出せる一方で、プラグ負荷(劣化)が早くメンテナンス・交換が必須です。
私のエンジンオイル
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TOTAL R8000 TURBO |
SAE /
10W-50 |
SL規格 |
部分合成油 |
<売り文句>高温高負荷時の粘度安定性に優れているから、ターボ領域でも優れた潤滑性を確保。厳しい条件下で抜群の高温酸化安定性を実現。
パワー重視派、高性能ターボエンジンに最適 |
※ 2500km走行毎に交換しています。
私の点火プラグ
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マツダ純正FD用(NGK製) |
Leading: BUR7EQP |
Trailing: BUR9EQP |
※
8000km走行毎に交換しています。(FCに比べ、取り外しが困難になっているらしい)
<8000km走行での劣化具合>
Leading |
Trailing |
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※ ロータリーエンジンのメカニズム上、Leading側の方が劣化が早いです。
◆ロータリーエンジンの慣らし方
近頃の車には、「慣らし不要」という話も聞きますが、ここはロータリーエンジン、やるに越したことはないでしょう。。。 ココ