【シニョリーア広場】

中世の頃から市民が集まった、歴史ある広場。背景にヴェッキオ宮、シニョリーア彫刻廊、ウフィッツィ美術館などがあり、多くの彫刻が飾られて、まさに屋外美術館。ジャンボローニャ作コジモ一世乗馬像、アンマンナーティ作ネプチューンの噴水、ミケランジェロ作ダヴィデ像の複製などに、夕方になると照明が当たり、独特の雰囲気に。

   

   

シニョリーア広場には1576年に完成したネプトゥヌスの噴水があり、堂々としたパラッツォ・ベッキオ(パラッツォ・デラ・シニョリーア)が広場をみおろすようにそびえている。パラッツォ・ベッキオは素朴で頑丈な、調和のとれた建物で、屋上には狭間(はざま)のある94mの鐘塔がたっている。1299〜1314年に建設され、1550年に市庁舎(シニョリーア)となり、1865〜7 1年イタリアの首都がおかれたときには下院の議事堂となった。

大広間と君主たちの部屋は、後期ルネサンス様式で華麗に装飾されている。とくにマニエリスムの絵画でかざられたメディチ家のフランチェスコ1世の書斎は注目にあたいする。

   

   

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